蚊の吸血のフシギ
夏の風物詩といえば、皆さんは何を想像されますでしょうか?
弊社のサイトをご覧になっている方は「蚊の吸血」を即答されることでしょう!
今日は、蚊の吸血について、一般的な知識から更に深掘りをしてお伝えをいたします。ここではヒトスジシマカという皆さんが昼間に刺されることの多い種を念頭にお話をします。
蚊は、メスのみが吸血をする。
こちらを知っている方は比較的多くいらっしゃいます。メスの蚊は、産卵をするために動物から吸血を行う種がほとんどです。
交尾をしていないメスは吸血欲が低い。
メスの中でも、吸血に関係した重要なポイントがもう一つあります。吸血をするメスは、「交尾を終えた」状態がほとんどです。つまり、交尾をしていないと、メスであっても、吸血には消極的です。
蚊のメスは、満腹で2ミリグラムの血を吸う。
蚊はしっかり吸血すると2ミリグラムの吸血をします。といっても、大きな蚊の種類では、2ミリグラム以上を吸う種類も当然います。
吸血後、卵を生むまで3日前後である。
蚊は吸血後、お腹の色が徐々に赤から白へと変化していきます。このとき血液を消化して、オシリからドス黒い液体を撒き散らします。蚊のお腹が白くなると、お腹の中に卵が出来上がります。その後、メスは湿り気のある水たまりの縁などに産卵をします。
蚊のメスとオスは、見分けれる。
メスが吸血にくることで、判別はできるとしましょう。では、オスはどうでしょうか?実はオスはフサフサとした触覚と腹部の先端に洗濯バサミのようなモノがついています。この特徴を掴むと、徐々に蚊の性別は判断ができるようになります!
蚊のオスの栄養源は、植物の蜜や果汁である。
蚊のオスは人間を刺すことはありません。また、メスであっても、交尾前など吸血の必要がない段階で、栄養を取る場合、植物の蜜や果汁を栄養として生きています。実験室で飼育する場合、砂糖水を上げています。
以上、蚊の吸血に関する6つの驚きの事実、いかがでしたか?普段は厄介者扱いされがちな蚊ですが、その生態を知ることで、少し違った見方ができるようになったのではないでしょうか。次回蚊を見かけたとき、その小さな生き物の複雑な世界に思いを馳せてみてくださいね!